NXP、TD-SCDMA/WCDMAベース ステーション向けに世界初のワンチップDohertyアンプを開発
NXPの新製品BLD6G21-50とBLD6G22-50が、最高の電力効率を提供するとともにデザインの小型化と運用コストの削減をサポート
NXPセミコンダクターズ(以下「NXP」)は、TD-SCDMAおよびWCDMAベースステーション向けの、世界初となる電力分配器、合成器内蔵ワンチップDohertyアンプを発表しました。これにより、業界をリードする当社のRFパワートランジスタのポートフォリオがさらに広がりました。RFテクノロジにおけるNXPの革新性を継承する先進の「BLD6G21-50」および「BLD6G22-50」は、ワンチップ・アンプとして使いやすい設計環境を提供しながら、平均10Wで40%以上という比類ない電力効率を実現しています。このように優れた電力効率により、クラスABアンプとの比較でマルチキャリア信号環境下における消費電力が35%低下します。
この新しいワンチップDohertyアンプはプラグ・アンド・プレイ型で、標準のクラスABアンプと同じように適用できるため、各メーカーは市場展開までの期間を短縮することができます。NXP BLD6G21-50およびBLD6G22-50アンプは、省スペース化を支援し、デザインに伴う負荷を軽減する一方で製造時の余分な調整の必要性をなくし、セルラーベース ステーションパワー アンプの開発プロセスにおけるコスト効率を飛躍的に高めます。
BLD6G21-50は、特に周波数2010MHz~2025MHzのTD-SCDMA環境向けにデザインされているNXPの最先端テクノロジGEN6 LDMOSを活用するワンチップDohertyコンセプトをサポートし、もう1つのモデルは2110MHz~2170MHzのW-CDMA伝送をサポートします。どちらのモデルもメイン/ピークデバイス両方と遅延ラインに加え、入力スプリッタと出力コンバイナが単一の入出力端子とともに1つの標準トランジスタパッケージに統合されています。それにより基板で必要となるスペースを最小限に抑えることができます。パッケージには2つの追加ピンが実装されており、このうち1つは外部バイアス用途で使われます。
NXPは、ベースステーションプロバイダおよび通信事業者からのニーズにダイレクトに応える製品として、このワンチップDohertyテクノロジを開発しました。NXPセミコンダクターズのRFパワー製品マーケティング担当ディレクター、マーク・マーフィ(Mark Murphy)は次のように述べています。
「ワンチップDohertyテクノロジは、業界が待ち望んでいたアンプ技術と言えるでしょう。当社のこの革新的な技術を通じて最小のDohertyデザインとかつてない効率を実現し、システムの総電力消費量を大幅に削減できるようになったことで、お客様はパフォーマンスを飛躍的に高めながらコストを削減することが可能になりました」
出荷時期について
NXPのワンチップ・アンプ「BLD6G21-50」および「BLD6G22-50」は、現在サンプル出荷を行っています。また本年を通じて、このポートフォリオからより高出力のデバイスを順次リリースする予定です。
NXPは、すべてのセルラーテクノロジ(GSM/EDGE、TDMA、(TD-S)CDMA、W-CDMA/UMTS)とWiMAXインフラストラクチャをサポートし、800 MHz~3.8 GHzで動作する、ベース ステーション向けのRFパワートランジスタの完全なラインアップを用意しています。詳細は http://www.nxp.com/experience_rfpower/ をご覧ください。
ハイパフォーマンスアナログの革新において長い歴史を誇るNXPは、幅広い民生/産業アプリケーションを網羅し、業界をリードするRF、パワーマネジメント、信号処理のテクノロジと製品を提供しています。
NXPセミコンダクターズについて
フィリップスによる創立以来、半世紀以上の長い歴史を誇るNXPは、半導体業界をリードする企業として広く認知されています。NXPはヨーロッパに本社を構え、従業員数は世界20カ国3万3500名で2007年の売上は、(モバイル&パーソナル事業を含め)63億米ドルです。テレビ、STB(セットトップ・ボックス)、IDアプリケーション、携帯電話、自動車、その他幅広い範囲の電子機器向けに卓越した品質の半導体、システム・ソリューション、ソフトウェアを提供しています。NXP に関する最新情報はWebサイト http://jp.nxp.com/ (日本語)をご覧ください。
