NXP、新しいFlatPowerパッケージで業界最高のサージ保護能力を実現したTVSダイオードを発表
超小型パッケージで400Wのピークパルス定格電力をサポートする新しいダイオード
NXPセミコンダクターズ(以下「NXP」)は、新しいFlatPowerパッケージで提供されるTVS(Transient Voltage Suppressor)ダイオードの新しいモデル「SOD123W」を発表しました。400Wのピークパルス定格電力10/1000μsを提供するSOD123Wは、PCB上の領域あたりおよそ67 W/mm2のサージ保護能力を提供します。これは、現在市場に出回っている同種パッケージのTVS製品の2倍を上回る能力です。このようにより小さな領域で高いサージ保護能力を発揮するため、エンジニアはPCBの省スペース化を図りながら最適なパワーパフォーマンスを提供できるようになるとともに、PCBにより多くの機能を統合することができます。
この新しいTVSダイオードは、パワーサプライ、データ/信号回線、医療機器、通信回路など、電圧の影響を受けやすいコンポーネントを過渡電圧から保護することを目的にデザインされています。厳格なAEC-Q101標準規格を満たしているこの新しいFlatPower TVSデバイスは、あらゆる自動車/産業アプリケーションに適用できます。
1nAという非常に低いリーク電流と小さなサイズから、SOD123W TVSデバイスは携帯電話やノートブックパソコンなど、スペースに制約があるバッテリー駆動型の製品にも適用できます。2.6mm × 1.7mm、高さ1mmのフラットで非常にコンパクトなサイズのSOD123WがPCB上に占める領域は、競合する他のSMAパッケージTVSダイオードのわずか半分です。この新しいFlatPower SOD123WパッケージはSMAフットプリントにフィットし、1対1のリプレース(切り替え)に理想的なソリューションとなっています。
NXPセミコンダクターズの製品マーケティング マネージャー、ハインツ・クリントヴォルト(Heinz Klindworth)は次のように述べています。
「ツェナーおよびESD保護ダイオードの製造における長年の開発知識を活かし、新しいテクノロジと組み合わせることで、今日の市場で最高の製品の1つと言える、TVS製品グループを開発しました。2009年内に当社はこのポートフォリオを拡張してファミリを増やし、600 W TVSダイオードなどの市場ニーズへ応えていきたいと考えています」
この製品ファミリの最初の18タイプはスタンドオフ電圧3.3V~18Vをサポートし、さらにNXPは2009年中盤までにスタンドオフ電圧最大64Vまでの17タイプをリリースし、このポートフォリオを完成させる予定です。NXPのSOD123Wはさまざまな環境保護基準を満たした製品で、プラスチックにはハロゲンおよび酸化アンチモンを使用しておらず、また不燃化度UL規格94V-0およびRoHS規格に準拠しています。
NXPのTVSデバイスは、2008年10月のMEGAショットキーダイオード発表後の新しいFlatPowerパッケージで2番目のグループとなります。これらのFlatPowerパッケージSOD123WおよびSOD128(3.8 × 2.6 × 1 mm)は、高い定格電力と極薄のフットプリントを実現しています。
価格および出荷時期について
NXPの新しいTVSダイオードはすでにリリースされ、量産体制に向けた準備が整っています。サンプルは、デザイン・イン向けとしてすぐに出荷可能です。
価格は1個あたり US$0.08~0.10となります。
この新しいPTVSシリーズの詳細は、Webサイト http://www.nxp.com/pip/PTVSXS1UR_SER_1.html をご覧ください。
NXPセミコンダクターズについて
フィリップスによる創立以来、半世紀以上の長い歴史を誇るNXPは、半導体業界をリードする企業として広く認知されています。NXPはヨーロッパに本社を構え、従業員数は世界20カ国3万3500名で2007年の売上は、(モバイル&パーソナル事業を含め)63億米ドルです。テレビ、STB(セットトップ・ボックス)、IDアプリケーション、携帯電話、自動車、その他幅広い範囲の電子機器向けに卓越した品質の半導体、システム・ソリューション、ソフトウェアを提供しています。NXP に関する最新情報はWebサイト http://jp.nxp.com/ (日本語)をご覧ください。
