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June 24, 2009

NXPのMIFARE DESFire EV1テクノロジ ドイツ公的機関の情報セキュリティ評価基準の認証を取得


世界初のコンタクトレス(非接触)交通チケッティング ソリューション(ハードウェア/ソフトウェア)として、Common Criteria EAL 4+に認定


NXPセミコンダクターズ(以下「NXP」)は、同社のMIFARE DESFire EV1スマートカード テクノロジが、German Federal Office of Information Security(ドイツ情報セキュリティ庁)の情報技術セキュリティ評価基準(Common Criteria)の認定を取得したことを発表しました。規定のセキュリティ機能が正しく実装されているかに関する評価、および第三者機関による一連の厳しい侵入・攻撃テストを経て、NXPは自動改札システム用製品についてEAL(Evaluation Assurance Level:評価保証レベル)4+が認められた、初のスマートカードICベンダーとなりました。MIFARE DESFire EV1は今日の市場で世界初となる完全に統合されたソリューションで、ハードウェアとソフトウェアの両方において、そのセキュリティが信頼性の高い第三者機関によって認定されました。このテクノロジを通じ、NXPはSI(システム インテグレータ)および交通機関に、コンタクトレス(非接触)輸送システム向けの最高レベルのセキュリティが保障された製品を提供します。すでに、スペイン・マドリードのSube-Tシステムをはじめとする世界の数多くの公共交通機関(インド・ニューデリー、オーストラリア・メルボルン、ノルウェー・オスロ、米国・シアトル)が、NXPのセキュアなMIFARE DESFireマイクロコントローラスマートカードICを使用しています。

 

Consorcio Regional de Transportes de Madrid(マドリード地域交通共同体)のイノベーションテクノロジー担当マネージャー、アントニオ・ルビオ・フェルナンデス(Antonio Rubio Fernandez)氏は次のように述べています。
「マドリードのSube-Tシステムでは、都市バス、地下鉄、都市間鉄道のネットワーク全体を通じ、MIFARE DESFireをベースにしたスマートカードを2006年から使用しています。導入以前のシステムと比べ、コンタクトレスチケットは安全性と高い柔軟性を兼ね備えながら交通網全体を簡単に行き来できる非常に便利なソリューションを利用者の皆様に提供しています。MIFARE DESFireは市場で最良のソリューションとしての能力を証明し、私たちのニーズを完全に満たしてくれました。マドリードの公共交通網は世界最大規模の最も複雑な社会基盤の1つで、40以上の異なる運営機関を通じた年間乗降客数は16億人を超えます。これからもチケッティングシステムを様々な攻撃から守るセキュリティのさらなる強化に向けたNXPの努力を歓迎します」

 

情報技術セキュリティ評価基準認定では、規定されたセキュリティ機能が正しく実装されていることを検証するとともに、攻撃に対する「高い抵抗力」を確認します。情報技術セキュリティ評価基準認定の検印によって、SIは市場に出回っている様々な同種製品のセキュリティの質を比較検討できます。さらに、情報技術セキュリティ評価基準認定プロセスはICの製造から実際の使用、最終的なカードの廃棄まで、製品のライフサイクル全体を通じたソリューションの堅牢性の定義も支援します。

 

NXPセミコンダクターズのオートマチックフェアーコレクション(AFC)担当ジェネラルマネージャー、アンリ・アルデボル(Henri Ardevol)は次のように述べています。
「情報技術セキュリティ評価基準の認定を取得したことは、業界にとって非常に大きな一歩となります。これによってシステムインテグレータおよび世界中の公共大量輸送機関は、システムのセキュリティレベルを高める機会を手にすることになります。当社のIDビジネスでは、独立した第三者機関の情報技術セキュリティ評価基準認定プログラムによって当社の製品を検証してもらうというプロセスが、長年にわたって確立されています。DESFire EV1の場合、スピードと柔軟性、セキュリティは初期のコンセプトの中核となる要素でしたが、今回、交通機関のチケッティングおよび他のコンタクトレスアプリケーションへ認定テクノロジを提供できる最初のベンダーとなったことを誇りに思います」

 

NXPがセキュリティに対する物理的攻撃と論理的攻撃の両方からシステムを保護する、初のオートマチックフェアーコレクション・ソリューションを開発したベンダーとなることができた基盤となっているのが、コンタクトレス電子政府(eガバメント)およびバンキングアプリケーション向けICのトップベンダーとしてNXPが長年培ってきたセキュリティの経験と知識です。第三者機関による評価の一環として、総合的な保護能力を確保するため、DESFire EV1では暗号技術、乱数生成アルゴリズム、OSを含む主要なセキュリティ要素が完全に検証されています。さらに、この評価プログラムではProtection Profile for Smart Card ICs(BSI-PP-0002-2001)への準拠も検証されているので、MIFARE DESFire EV1はバンキングや電子政府などに求められるセキュリティ要件も満たしています。

 

AFCソリューションに加え、MIFARE DESFire EV1テクノロジはたとえば電子支払い、アクセス管理、ロイヤルティサービス、電子政府など、交通チケッティングを超えた多様なコンタクトレスアプリケーションやデュアルインターフェイスアプリケーションをサポートする柔軟性とセキュリティも提供します。

 

MIFARE DESFire EV1の主な特長は次のとおりです。

 

  • ISO / IEC 14443 A 1-4 へ完全に準拠
  • 衝突防止
  • 独自の7バイト シリアル番号(ISO cascade level 2)とランダムID
  • ISO / IEC 14443-4に基づく高速データ伝送: 最大848 Kbit/s
  • セキュアな高速コマンドセット
  • 高速プログラミング可能な2Kbyte、4Kbyte 、8KbyteのEEPROM
  • 複数のアプリケーションをサポートする柔軟なファイル構造
  • ハードウェア コプロセッサとともに、幅広いオープンなDES/3DES/3K3DES/AES暗号化アルゴリズム

 

NXPセミコンダクターズについて

フィリップスによる創立以来、半世紀以上の長い歴史を誇るNXPは、半導体業界をリードする企業として広く認知されています。NXPはヨーロッパに本社を構え、従業員数は世界30カ国2万8,000名で2008年の売上は、(モバイル&パーソナル事業を含め)54億米ドルです。テレビ、STB(セットトップ・ボックス)、IDアプリケーション、携帯電話、自動車、その他幅広い範囲の電子機器向けに卓越した品質の半導体、システム・ソリューション、ソフトウェアを提供しています。NXP に関する最新情報はWebサイト http://jp.nxp.com/ (日本語)をご覧ください。