NXP Semiconductors logo
ランゲージ
English
Technology News from NXP
Press image
September 22, 2009

NXP、輸送大手TNT Innight社にUCODE RFIDチップを提供 翌日配達サービスの効率アップを実現


NXP、TNT Innight社、IPEX Group社の協業を基盤とする大規模なRFIDフィールドテストを実施


NXPセミコンダクターズ(以下「NXP」)は、オランダの大手輸送会社TNT Innight社がRFID技術によるSCM(サプライチェーンマネジメント)の効率向上を目的に、NXPおよびラベル メーカーIPEX Group社との協業を通じ、同社の翌日配達サービスにおいてRFIDを利用した大規模なフィールドテストを開始したことを発表しました。

 

RFIDの導入によりTNT Innight社の貨物管理能力が飛躍的に高まるとともに、同社の顧客はより効率的に送付物を追跡管理できるようになります。今回のプロジェクトは、RTI(Returnable Transport Item :再利用可能なコンテナ)を顧客の集荷地点から配送先までの、サプライチェーン全体を網羅した追跡態勢を確立することを目的としています。最初の3ヶ月間、同社は農業、設備、医療の各業種からの顧客3社を対象に、RTIを複数の場所に配送しました。

 

TNT Innight社のビジネスエンジニアリング&ICS担当マネージャー、ニコ・ボッセンブローク(Nico Bossenbroek)氏は次のように述べています。
「当社はRFIDを導入することによってビジネス効率を飛躍的に高めることができると言えるでしょう。通常RTIはバーコード管理によってそれぞれを個別に追跡管理できますが、これにはサプライチェーン上の様々なポイントで個々のラベルを読み取るための人と時間が必要です。また、ラベルの印刷状態が悪かったり損傷があったりすると、さらに読み取りに要する時間が長くなります。お客様数社のご協力を得て実施した今回のフィールドテストは、実際の現場環境でRFIDを使ってみて、当社のビジネス環境全体を通じてRFID技術を展開することが可能かどうかということを確認することが目的でした。今回のテストから得られたデータは、サービスのどの部分の効率をさらに高めていけるのかを判断する上で役立てることができます」

 

効果が実証されている技術を基盤に、IPEX Group社はオランダ全土で2,000のボックスのラベルにNXPのUHF帯スマートラベルICチップ「UCODE G2XL」を組込んで、これらのボックスの追跡管理を行いました。今回のTNT Innight社のプロジェクト用に選ばれたNXPのUCODE G2XLチップは、長距離の読み取り範囲をサポートしているとともに、バーコードリーダーの密度が高い環境でも優れた読み取り性能を発揮します。

 

NXPのRFIDマーケティング担当ディレクター、ダーク・モーゲンロス(Dirk Morgenroth)は次のように述べています。
「RFIDテクノロジによって、サプライチェーン全体を網羅した貨物の管理能力と効率を高めることができます。混載貨物の動きや荷主様への返送率などの傾向から得られたデータを活用することで、配送経路プランの質を高めることができ、お客様はRTIをより効率的に管理できるようになります」

 

今回のプロジェクト構想は2007年に立ち上がり、サプライチェーンにRFIDを導入することによって効率が飛躍的に高まる可能性があるということで、オランダ経済省が出資している非営利組織SyntensからTNT Innight社への資金提供につながりました。このプロジェクトには大きな将来性があるだけでなく、オランダが流通における主要ハブとして発展するとともに、今回のTNT Innight社、IPEX Group社、NXPのように幅広い業種における主要企業の協業を促進するという、潜在的な可能性も持っています。

 

NXPセミコンダクターズについて

フィリップスによる創立以来、半世紀以上の長い歴史を誇るNXPは、半導体業界をリードする企業として広く認知されています。NXPはヨーロッパに本社を構え、従業員数は世界30カ国2万9,000名で2008年の売上は、(モバイル&パーソナル事業を含め)54億米ドルです。テレビ、STB(セットトップ・ボックス)、IDアプリケーション、携帯電話、自動車、その他幅広い範囲の電子機器向けに卓越した品質の半導体、システム・ソリューション、ソフトウェアを提供しています。NXP に関する最新情報はWebサイト http://jp.nxp.com/ (日本語)をご覧ください。