独フォルクスワーゲンがFlexRayコンソーシアムへ参加
FlexRayが高度車載高速通信システムの事実上の標準に向け大きく前進
車載向け高速バス・システム規格を開発しているFlexRay(フレックスレイ)コンソーシアムは、このたび、独フォルクスワーゲンがコア・パートナー企業としてコンソーシアムに参加したと発表しました。これにより、FlexRayは、高度自動車制御アプリケーションの事実上の国際標準として、大きく前進することになります。2000年9月に設立されたFlexRayコンソーシアムは、コア・パートナー企業として、創立者であるBMW、ダイムラークライスラー、モトローラ、フィリップスと、ボッシュおよびジェネラルモーターズが参加しています。今回、新しくフォルクスワーゲンがコンソーシアムに参加したことで、FlexRayは自動車業界における標準規格として広く認知され、さらにFlexRayを採用するメーカーが増えることが期待されます。
FlexRayは、柔軟性のあるデータ通信システムであり、高度自動車高速制御アプリケーションで将来必要となる要件を満たしています。 FlexRayが対象とする主なアプリケーションの一つは、エックス・バイ・ワイヤ(ステア・バイ・ワイヤ、ブレーキ・バイ・ワイヤなど)として知られているアプリケーションであり、これは機械式/油圧式部品をフォールト・トレラントな電気/電子システムによって置換えるものです。この完全な電子システムへ移行することで、斬新なインテリジェント・ドライバー支援システムを通じて、運転者にアクティブ・セーフティと、新しい快適性を提供することができます。もう一つの大きな特徴は、新しい自由な設計が可能になることです。特に車内インテリアにおいて、巨大なハンドルをなくし、全く新しい外観と感触を得ることができます。さらにFlexRayは、エックス・バイ・ワイヤに加え、高速データ転送が必要なパワー・トレインとセーフティ・エレクトロニクスにおいて、車内の異なるバス・ネットワークを相互接続する中心的なバックボーン・バスとして、多くのアプリケーションに適用が可能です。
フォルクスワーゲン の電気/電子開発部門のジェネラル・マネージャーであるKarl-Thomas Neumann 博士は、次のように述べています。「分散フォールト・トレラント機能の増加は、新しい車載アーキテクチャの課題であり、当社はFlexRayコンソーシアムの会員として積極的に参加することは不可欠であると考えています。当社がFlexRayに決定した理由は、一つの確固たる業界標準を支援することが重要であると感じたためです。」
最近、新しくアソシエート・メンバーとしてFlexRayコンソーシアムに参加した代表的な企業は、Atmel、C&Sグループ、富士通、Hella、三菱電機、NEC、ルネサステクノロジ、STマイクロエレクトロニクス、テキサス・インスツルメンツ、TRW、Visteonなどがあり、また、デベロップメント・メンバーとしてCadence、CapeWare、Cardec、CRST、ナショナル・インスツルメンツ、NSI、TECWINGS、Volcano Communications Technologies、Weise、3SOFTなど、新たに参加するツールメーカーの数も増加しています。
FlexRay プロトコルの標準化により、自動車メーカーは開発および生産コストを抑えると同時に、新しい電子制御システムを車に容易に組み込むことができます。FlexRay プロトコルは、高速通信および絶対的なフォールト・トレラントデータ通信を必要とするシャシー制御、ボディ、パワー・トレインなどのアプリケーションで使用するために設計されています。FlexRayは、最も要求の厳しいシステムに対して高速なプロトコルを加えることで、主要な車内ネットワーク標準であるCAN、LIN、およびMOSTを補完しています。FlexRayについて詳しくはhttp://www.flexray.comをご参照ください。
フォルクスワーゲングループについて
フォルクスワーゲン グループは、ドイツのウォルフスブルクに本社を置く、世界有数かつ、ヨーロッパ最大の自動車メーカーです。2002年度の税引き前利益は、グループ史上2番目に高い40億ユーロを達成しました。また、グループの総売上は869億ユーロ(2001年度:885億ユーロ)でした。2002年度の販売台数は、498万4000台(2001年度508万台)であり、世界市場のシェア12.1パーセントを占めています。世界最大の自動車市場である西ヨーロッパにおいて、ほぼ5台に一台はフォルクスワーゲン グループ製です。FlexRayコンソーシアムについて
FlexRay(フレックスレイ)コンソーシアムは、エックス・バイ・ワイヤなど自動車における分散型制御アプリケーション向けの高速バス・システムに関するオープン標準の普及を目指して設立された組織です。2000年9月の設立以来、同コンソーシアムは自動車業界最大かつ最も有力な組織に成長しました。FlexRayの開発は、独BMW、独ダイムラークライスラー、米ゼネラルモータース、米モトローラ、蘭フィリップス、独ボッシュのコア・メンバーによって推進されています。メンバーシップにはいくつかのクラスがあり、クラスによってFlexRayコンソーシアム・ワーキンググループとの交流、規格検討会へ参加と発言権、規格仕様の早期入手に関する資格を定め、どのメンバーにも世界標準の普及に積極的に参加する機会を提供します。全メンバー企業のリストおよびその他の情報は、同コンソーシアムのウェブサイトhttp://www.flexray.comに公開されています。参加申し込み方法など詳細な情報はhttp://www.flexray.comをご参照ください。
FlexRayコンソーシアム・メンバー企業に関する情報は、以下の各ウェブサイトに公開されています。
http://www.press.bmwgroup.com
http://www.media.daimlerchrysler.com
http://media.gm.com
http://www.motorola.com/semiconductors
http://www.semiconductors.philips.com
http://www.bosch-presse.de
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